免疫予防効果 – 燕の巣 サイエンス・ラボ

免疫の基礎知識と最新知見

加齢によって免疫力は低下する!

免疫力は、私たちの身体がもともと持っている自己防衛のシステムです。体内に入り込んだ細菌やウイルス、病気の原因に対抗し、 攻撃や防御、また監視や共存に働きます。風邪をひいたときの、くしゃみや鼻水、発熱なども、免疫の働きによるものなのです。 免疫力が低下すれば疾患リスクは反比例して上がります。健康でいるためにとても大切な免疫力ですが、20歳頃をピークに、その後は急激に下がる傾向があります。40歳で半分、50歳になるとピーク時の1/4程度といわれるほどです。しかし、免疫力の低下は加齢だけが原因ではありません。 同じ年齢でも、栄養・運動・睡眠といった生活習慣の違いや、疲れの蓄積、ストレスなど、さまざまな要因で免疫力に大きな違いが出てきます。

免疫力低下による健康リスク

同じ環境にいても、風邪をひきやすい人・引きにくい人がいます。同じものを食べても、食中毒になる人・ならない人がいます。これは免疫力の違いによるものです。 免疫力が低下すると、ウイルスや細菌などによる感染症にかかりやすくなりますし、病気やケガの治りが遅くなります。花粉症やアトピーなどのアレルギーも、免疫バランスの崩れが原因です。 また、がんをはじめとする多くの生活習慣病にも免疫が関わっていることがわかってきました。食べている物や紫外線、ストレスやウイルスなどの影響を受けて遺伝子が傷つき、 誰にでも日々がん細胞ができています。しかし、免疫細胞ががん細胞を排除することでがん化を抑えているのです。

免疫細胞は肌でも大活躍!

私たちの身体で、外界と最も広範に接している肌。免疫細胞は肌にも存在し、さまざまな刺激や異物から肌を守っています。免疫力は、肌の美しさにも大いに関係しているのです。

肌の免疫細胞は「ランゲルハンス細胞」といい、表皮の上層に存在して、肌の健康を守っています。その働きの1つが、皮膚内部の状況を脳に伝達すること。 ランゲルハンス細胞は表皮内を自由に動き回って、皮膚内部の情報を常に脳に伝達します。また、脳からの情報もランゲルハンス細胞に伝達されるので、 その情報を肌に反映する役割もこの免疫細胞が担っています。もう1つの働きが、外部からの異物侵入を認識して、他の免疫細胞にその情報を伝達することです。基底膜の下まで移動して攻撃指令を出します。 こうして、肌がダメージを受けるたびに、本来の健康な状態に戻すよう働く免疫力。そのおかげで、肌の美しさは保たれています。 免疫力が弱っていると、シミ、シワ、くすみといった大きな肌トラブルにつながりかねません。

オピニオンコラム

「免疫の最新知見」免疫力を高めるには、細胞の表面で異物を感知する“糖鎖”が重要

相良 博典

昭和大学 医学部 内科学講座(呼吸器・アレルギー内科学部門)主任教授
昭和大学病院 呼吸器・アレルギー内科 診療科長

免疫力は加齢とともに低下していきます。その理由の1つが、免疫システムの最前線で働く「糖鎖(とうさ)」が短くなるためです。糖鎖は、すべての細胞の一部として細胞の表面に存在していて、情報をキャッチしたり、細胞同士の情報伝達といったアンテナの役割を果たしています。体内への異物の侵入や身体の異常を素早く感知するのも糖鎖の仕事です。このように重要な役割を担う糖鎖は、今、医学界でも大注目のテーマです。

8種類の糖鎖栄養素のうち6種を含むのが「燕の巣」

「糖鎖栄養素」は糖鎖を構成する8種類の単糖のことです。 8種がそれぞれに機能を持つ栄養素ですが、さまざまな組み合わせでつながって糖鎖になることで、“病気の見張り番”や“免疫を働かせる司令塔”として働くようになるのです。 糖鎖を長く元気にするには、糖鎖栄養素の摂取が有効です。しかし、8種の糖鎖栄養素のうちグルコース、ガラクトース以外は、一般的な食品からはなかなか十分に摂れません。 ただ、「燕の巣」は特別で、6種類の糖鎖栄養素を豊富に含有しています。しかも、ほとんどの糖鎖の先端に存在して重要な働きをする「シアル酸」が、 他の食物とは比べ物にならないほど高濃度に含まれているのです。

食事から 十分摂れる
糖鎖栄養素 供給源 働き
グルコース ほとんどの植物・穀物、キノコ、コロイド天然水 など ブドウ糖、重荷エネルギー源、免疫賦活作用
ガラクトース 燕の巣、乳製品、キノコ、増粘剤(カラギーナン)など 免疫系に重要、がんの成長・転移阻害、腸内細菌の維持、カルシウムの吸収の増加
食事から ほとんど摂れない
糖鎖栄養素 供給源 働き
マンノース 燕の巣、キノコ、アロエ、サボテン、コロイド天然水、コンニャク など 免疫に重要、マクロファージ活性化、細菌感染阻害
フコース 燕の巣、藻類(特にモズクやひじき)、亜麻 など 免疫系に重要、がんの成長・転移阻害、気道感染症治療、抗炎症
キシロース 穀物や植物の皮、キノコ、コロイド天然水、メープルシロップ など 殺菌作用、病原体・アレルゲンの結合阻害
N-アセチル グルコサミン 燕の巣、甲殻類の甲羅(カニ、エビ)など 変形性関節症治療、グルコサミノクリガン形成、がんの抑制、ヒアルロン酸の素
N-アセチル ガラクトサミン 燕の巣、キノコ、鮫軟骨、牛乳、ムコ多糖体 など がんの増殖・転移に関与
N-アセチル ノイラミン酸 (シアル酸) 燕の巣、母乳、ホエイタンパク など 脳の発達に必要、免疫系に関与、粘膜の粘度調節(細菌感染防止)、シアル酸=コラーゲンの素

糖鎖栄養素たっぷりの秘密は、アナツバメの唾液!?

中華料理の高級食材「燕の巣」。これは、私たち日本人が軒下などでよく見かける泥でできた燕の巣とは違います。食品になる燕の巣といえば、アナツバメの巣のことです。 アナツバメは、ほとんど唾液だけを固めて巣をつくります。アナツバメの唾液は、人間の初乳と同じで栄養満点!ほかの食材には見当たらないほどに糖鎖栄養素を豊富に含んでいます。特に、糖鎖を伸ばすために有効な成分「シアル酸」の含有濃度が高いのです。